表装

表装

書や絵画を、紙や布で裏打ちをして補強し、装飾を施して掛軸や額に仕立てる伝統技術を表装(表具)といいます。
主に、掛軸、額装、屏風・衝立、巻物・手鑑・画帖、襖などがあります。
表具、表装を行うことで鑑賞に適した状態になり、補強により保存状態も良くなります。

掛軸

大切な作品を何十年先にも変わりなく。

掛軸

掛軸の表装は今現在、日本独自の美術鑑賞様式です。
茶室や床の間には欠かせないものであり、洋式の建築にもマッチした創作表具といった掛軸もあります。

当店では昔ながら手作業での技法を守っており、最近よくある熱プレス機による安価な掛軸にくらべ、納期も最低1カ月前後かかり、表装代もけっして安くはありません。
しかし私どもは、お客様の大切な作品を何十年先に渡って、状態良く観賞していただくため、最善の表装をさせていただいております。

掛軸を表装する材料や形式により金額は変わります。まずは内容やご予算など、お気軽にご相談ください。

掛軸

額装

額装

和額とは本来、和室の鴨居上と天上の間などに掛ける横長の欄間額(扁額)のことを指していました。しかし次第に洋額の様式を取り入れた額装も多くなり、現在では日本画や書などの日本伝統的な本紙を額装したものを和額と総称します。

本紙の内容やご予算に応じた額装を製作いたします。お気軽にご相談ください。

額装

屏風

屏風

屏風は古くから実用的な工芸品として、絵画や書などの芸術作品や催事事の調度として親しまれてきました。昔ながらの日本家屋においては、防風、目隠し、間仕切りなど移動できる調度品として活用されています。

当店では催事につかわれる金屏風、茶室では欠かせない風呂先屏風や絵画・書作品などの美術作品として規格サイズにとらわれない多様な屏風を製作しております。お気軽にご相談ください。

屏風

画帖・巻子

画帖・巻子

画帖とは厚紙を折帖にした片面に複数枚の本紙を貼り付け、裂地で装飾した表紙を付けて本紙を帖として観賞できる状態にした作品です。
巻子は横長い本紙を裏打ちして裂地などで装飾し、軸棒を取り付けて巻き取り、床や台の上でそれをひろげて観賞できるように仕上げた作品です。

襖・障子

襖・障子

襖は付け外しによって部屋同士の区分ができ、防寒、防音、調湿に優れ、貼り物によってインテリアの性格付ができる日本独自の間仕切り(建具)です。また貼替や修理が容易にできて、長きに渡り継続使用できます。
寺院等にある由緒ある絵襖などの修復や漆縁の格式高い襖の製作からお住まいにおける破れた襖の貼替など、襖における施工全般をお申し付けください。

障子も優れた建具であり、貼り替えることによって新鮮な白い明るさを長きに渡って感じることができます。
現在では破れにくい障子紙、いろんな色や柄の入った障子紙もご用意しております。茶室の障子で使用される千鳥貼り(レンガ貼り)も承っております。お気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。
082-231-1264
メールでのお問い合わせはこちら